・平成30年度 土木技術専門研修(土木構造物実習、道路・河川計画)


1.日時及び講義項目

9月 5日: 9:00~12:00                 ①河川計画概論(基礎知識、治水計画の手順)

13:00~16:30                 ②河川計画・演習(護岸設計)

9月26日: 9:00~12:00                ③河川計画概論(基礎知識、治水計画の手順)

13:00~16:30                 ④河川計画・演習(護岸設計)

 2.場所

公益財団法人 岩手県土木技術振興協会

3.参加者

9/5       :26名 ・・・岩手県職員

9/26     :13名 ・・・市町村役場等職員

4.建設コンサルタンツ協会 講師

①東邦技術(株)                                 佐々木 誉

②八千代エンジニヤリング(株)               秋山 和也

③パシフィックコンサルタンツ(株)      堀合 孝博

④(株)菊池技研コンサルタント            佐藤 亮

5.講義内容

河川計画概論⇒治水計画・河道計画・その他基礎知識に関する講習と、演習(合理式等)

河川計画・演習⇒災害復旧における護岸設計の考え方の講習と、演習(護岸設計)

6.報告者記(講師感想)

〇長時間の講義であったが熱心に聴講していた。講義に対して一生懸命メモをとる様子が確認された。

〇テキストにない説明・解説を行うなど、退屈な講義とならないよう工夫した。

〇図面作成の演習では、横断図作成の際の護岸ブロック形状を単純な形状にするなどして、作業手間を軽減する工夫が必要であると感じた。今回の演習では、同時進行的な進捗で図面作成を行ったが、作業能力に個人差が生じるため、そのための対応を考える必要があると感じた。具体的には、作業手順を示した図面を提示する等が考えられる。

〇1回目と2回目では講習会参加者の河川業務への経験値が大きく異なるため、説明資料は同じでも説明の仕方を変える工夫が必要と感じた。

〇2回目は、河川業務以外の方、自治体の方が多く、河川経験者が殆どいなかったため、用語の説明から丁寧に説明するとともに、現場への適用を念頭に具体例も盛り込みながらわかりやすく説明した。また、演習についても、現場での適用シーン・背景などを補足説明するとともに、少し考えてもらってから並行で回答していくなど、受講者が効率的に学習できるよう工夫した。

〇特に、2回目については河川経験者が少ないため、基本となる砂防技術基準や構造令、例規集等の図書の紹介もあった方が良いと感じた。

〇今後、より実りのある講義とするため、上記も踏まえて次回に向けて説明資料・内容について追加・修正等を検討したい。

7.研修の様子

9/5  午前 (佐々木委員) 9/5 午後 (秋山委員)
9/26  午前 (堀合委員長) 9/26  午後 (佐藤副委員長)