1.日時及び講義項目 :
9月4日
9:00~12:00 ①河川計画概論(基礎知識、治水計画の手順)
13:00~16:30 ②河川計画・演習(護岸設計)
9月25日
9:00~12:00 ③河川計画概論(基礎知識、治水計画の手順)
13:00~16:30 ④河川計画・演習(護岸設計)
2.場所 : 公益財団法人 岩手県土木技術振興協会
3.参加者 :
9/ 4 :14名 ・・・岩手県職員
9/25 :24名 ・・・市町村役場等職員
4.建設コンサルタンツ協会 講師
①東邦技術(株) 佐々木 誉
②八千代エンジニヤリング(株) 秋山 和也
③パシフィックコンサルタンツ(株) 堀合 孝博
④(株)菊池技研コンサルタント 佐藤 亮
5.講義内容 :
河川計画概論⇒治水計画・河道計画・その他基礎知識に関する講習と、演習(合理式等)
河川計画・演習⇒災害復旧における護岸設計の考え方の講習と、演習(護岸設計)
6.報告者記(講師感想)
○第1期は講習会参加者に河川業務経験者がほとんどいなかったため、基礎的な用語について少し時間をかけて説明を行った。
○第2期は県の河川行政経験者から、自治体の道路部局で河川行政の経験が無い方までいるため、基本的には河川の知識がない方でも極力わかってもらえるよう、かみ砕いて説明を行った。
また、道路行政の方でも、実際の現場での活用シーン(例えば、沢筋に道路を横過する場合のボックスの検討等)を事例で説明し、道路行政の方も興味をもって聞いてもらえるよう工夫した。
○河川計画概論では、昨年度の参加者アンケート結果を踏まえ、今年度は、水の流れなど言葉では説明が難しい事項について図を用いたり、「警戒レベル」に関する説明などタイムリーな話題も盛り込んだりした。
○治水安全度や余裕高等の河川の規模等に応じる諸元については、近場の河川での適用をイメージできるよう、岩手県内の主要河川の諸元も補足説明した。
○テキストにない説明・解説(堤防破壊のメカニズムの解説)を行うなど、退屈な講義とならないよう工夫した。
○図面作成の演習では、昨年度の感想を踏まえ、横断図作成の際の護岸ブロック形状を単純な形状にするなどして、作業手間を軽減した図面作成実習を行った。
○また、昨年度の反省を踏まえ、画面や黒板に図面作成手順を示して、同時進行的な進捗で図面作成を行った。但し、過去に同様な図面作成経験のある受講者には先行して作業実施してもらうようにした。このため、スムーズな図面作成を行えると同時に、受講生全員に作成手順を把握してもらえたと考える。
○受講者は発注者であることから、河川構造物を設計する際の留意点のほか、チェックポイント、会計検査の指摘事例等、発注者の興味を惹く内容を交えることで、飽きない講義となるよう心掛けた。
○第2期は市町村の職員が多く、河川占用者となる機会が多いと考え、占用工作物の維持管理についての話を交えることで、市町村職員にとっても有意義な講義となるよう配慮した。
7.研修の様子
① 9/4 午前 (佐々木委員)
② 9/4 午後 (秋山委員)
③ 9/25 午前 (堀合委員長)
④ 9/25 午後 (佐藤副委員長)