東北学院大学 環境建設工学科 交通工学 特別講義
1.日 時:2019年7月16日(火)10:50~12:20
2.場 所:東北学院大学 多賀城キャンパス
3.参加者:
(1)教授:遠藤孝夫(工学部 名誉教授)
(2)生徒:3年生~4年生 約80名 ※環境土木コース,建築コース
(3)建コン:道路専門員会 5名
岡田 篤(大日本コンサルタント)
鈴木光博(大日本コンサルタント)
鈴木隆(菊池技研コンサルタント)
大角直(片平新日本技研)
大粒来茂樹(国際航業)
4.内 容:
建設コンサルタントという仕事 ~道路分野を中心に~
1)建設コンサルタントとは?
2)仕事の内容とはたらく人たち
⇒ 公共事業の流れと役割分担,資格,仕事の様子 等
3)道路関係の主な仕事
⇒ 道路の役割,道路事業における建設コンサルタントの主な仕事 等
4)コンサルタントの魅力
⇒ やりがい,活動範囲,収入,技術者の声 等
5)道路計画演習
⇒ 道路のルート検討(グループワーキング),成果発表(グループ単位)
5.資 料:
1)PPT 52枚
2)B1版 ルート選定演習用図面
3)A4版 事前配布資料(PPT,各社インターンシップ募集概要,建コン東北支部名簿)
4)A5版 アンケート用紙(疑問や質問,感想
6.建コンとは~コンサルタントの魅力(説明)
説明は、道路事業を中心に仕事の内容のほか、学生が実際に気になると思われる転勤や収入面なども説明しました。また、建設コンサルタントという仕事は大学で学んだことを生かすことができ、地域や国民に貢献できるすばらしい職業であることも説明。学生の皆さんは真剣な面持ちで聞いていただけました。
アンケート結果からは、「建設コンサルタントに非常に興味を持った。」、「建設コンサルタントの仕事の内容を詳しく知ることができ、とても理解が深まった。」、「多数の人と未来に残る仕事をしていくことはとても面白いと感じた。」、「実際に働いている人の生の声を聞くことができ、とてもよかった。」といった感想がありました。
〔写真1 遠藤先生と岡田委員長による冒頭説明〕
〔写真2 大粒来委員による建設コンサルタントの魅力説明〕
7.道路計画演習(グループワーキング)
約80名を12グループに分けてルート検討を体験してもらい、最後はグループごとにその成果を発表していただきました。
走行性や安全性だけでなく、経済性も考えながら検討し、自分たちの推奨ルートを決定していく過程とその姿に感心させられました。
アンケート結果からは、「皆で意見を出し合うところがおもしろかった。」、「初の体験で貴重な経験になった。」、「いろいろなことを考えながら道路がつくられていたのだなと感じた。」、「実際の予算を考えたりして、より現実的に考えることができ、楽しくやることができた。」といった感想があったほか、「走行性と経済性の両方を考えるのは難しかった。」、「費用を気にする前に、利便性や機能を重視しなければならないということを学ぶことが出来た。」といった感想もありました。
〔写真3 具体的なアドバイスをする岡田委員長〕
〔写真4 ポイントをアドバイスする鈴木(隆)委員〕
〔写真5 アドバイスし過ぎないよう我慢する大角委員〕
〔写真6 成果発表とそれに耳を傾ける皆さん〕
〔写真7 最後にルート検討の解説をする鈴木(光)委員〕
8.所感
今回の特別講義を通じて建設コンサルタントという仕事の内容や魅力を学生たちに少しでも伝えられたと思われます。
今後もこのような取組みを通じて、大学で学ぶことの大切さを感じてもらい、さらには建設コンサルタントを志望する学生が少しでも増えることを期待します。
以上